「僕は英語ができないから、プログラミングもできない」
中級コースを始める生徒から、よく言われます。
中級はJavaというプログラミング言語を学びます。よくドラマや映画で呪文のようなアルファベットをカタカタ打っているようなイメージです。
初級のスクラッチは日本語なので、ハードルがぐんと上がり、難しそうに見えますよね。
確かに、スクラッチに比べれば難しいです。
しかし、英語の能力はさほど関係ありません。
簡単な単語(例:動く、上下左右、回る、設定、取得など)は知っていてほしいですが、英文法や長文読解といった能力は必要ありません。
ただ、エラーを直すために検索をすると、海外のサイトに行き着くことが多く、英語が読めないと理解できないので、読めた方がもちろんいいです。
プログラミングは、アルファベットで書いていますが、英語ではありません。例を出しますね。
問題:move(10); と書くと、キャラクターが右に動きます。では、左に動かしてください。
誤:move left
正:move(-10);
誤は、「動く」はmove、「左」はleft、ということで、英文を作っています。完全に例文を無視しています。
「10で右に動くのなら、左も数値だろうな」→「反対方向だからマイナスかな」→「例文にある括弧とセミコロンも必要だな」と自分でルールを見つけて欲しいのです。
最初はルールを覚えるのは大変ですが、数をこなせば、想像できるというか、何となく分かるようになります。新しいプログラミング言語でも時間をかけずに理解できるようになります。
しつこいですが、英語ではありません。ルールを見つける。
なぜ、この場所にこの単語があるのか?
このスペースの意味は?
この括弧の意味は?
そう考えながら作っていると、成長のスピードがどんどん上がりますよ!