当教室の生徒さんの約3割は3年以上通われており、Java入門コース受講が大半です。月2回のレッスンなので、他の教室に比べるとペースはゆっくりです。しかし、順序立てて考える力や自分で学ぼうとする力は、短期間で身に付くものではないので、この程度が丁度良いと思っています。
どんな習い事でも同じですが、教室に来た時だけ取り組んでいても、出来るようにはなりません。家で自ら学んでほしいので、宿題を出しています。とはいっても、やってこない子はいます。もし、宿題を出されなくなったら、イエローカードだと思ってください。こちらも、やってこないのにわざわざ宿題を考えません。
話を戻しますが…
当教室に通って1年のお子さんは何が出来るようになるのか?
私が一番感じるのは、自分の考えをはっきり言うようになること。
例えば、レッスンで見本の作り方を見せると、「それ本当に合っていますか?」「この方法じゃだめですか?」と厳しい意見をもらいます。私が間違っているととても嬉しそうな様子。プログラミングってどういうものか体験し、自信が湧いてくるのでしょうね。
入学当時は大人しくレッスン中は一切話さなかったのに、今ではビシバシ毒舌な生徒さんもいます。会話が増えるとこちらも嬉しいです。
また、タイピングスキルがめきめき上がる子が多いです。「ローマ字入力って何?」と言っていた子もサポートなしで入力できるようになっています。
プログラミング教育は学校の勉強のように何点上がったという明確な基準が無いので、親御さんには分かりづらいかと思います。世間でよく言われているプログラミングで身に付く力(考える力、創造力、論理的思考)というものは、何回受講したから身に付くというものではない、というのが個人的意見です。
大人になってもトレーニングが必要で、トレーニングを続けるには自らのやる気が必要。
「自分はできるんだ!」と前向きに生きていく子どもを増やしていきたいと思っています。