ある生徒から「新しい言語を学びたいのですが、どうやって勉強したらいいですか?」と相談されました。
本も数冊持っていて最後まで進めたが、自分ではあまり身に付いていないと感じているようです。
子どもに限らず、このような経験をしているプログラミング学習者は多いと思います。
新しいプログラミング言語を学びたいと思ったら、まず本を買います。
その本を全部読み終えたら、何らかの作品(ゲーム)が完成するという内容が多いです。
そこには、コードが細かく書かれていて、その通りに入力すれば、きっと動きます。
動くと嬉しいので、出来た!と達成感がわきます。
しかし、ただコードを写しただけでは、自分の力になっていないのです。
試しに、今作ったものを、何も見ずにもう一度作ってみてと言われたら、大抵作れません。
それが普通です。理解した気分、出来た気分になっているだけです。
自分の力にするためには、自分でテーマを決めてどんどん作ることです。
簡単なゲームでもいいので、数をこなすこと。
知識が足りない時は結構辛いのですが、必ず力になります。
予期せぬエラーが出てきて、それを直すために調べなけれならないからです。
最初は本で学んで、ある程度進んだら、自由に作る練習をしましょう。
つい先日、別の生徒がこのようなことを言っていました。
そのお子さんは、別のプログラミング教室の夏休みの集中コースへ参加しました。
ある程度まで準備されていて、テキストに書いてある通りにパソコンに入力したらゲームが出来たそうです。
準備されていたので、出来栄えは良かったのですが、正直何をしていたのか分からなかったのとのこと。
プログラミングを学ぶ入り口としては良いですが、この方法でずっと取り組んでいても、なかなか身に付かないと思います。
自分の好きなゲームを真似して作ってみるのもオススメです。
挫折しないコツは、始めから難しいものを作ろうとしないことです。
頑張りましょう!