Pythonでお絵描きしたい!という方におすすめなのがTurtle(タートルグラフィックス)
子ども向けのプログラミング教材でよく紹介されていますが、大人でも楽しめます。
先日、大学の講義でも使いました。図形や絵を簡単に描くことができます。
今回は、このTurtleをGoogle Colaboratory上で動かす方法をご紹介します。
①Google Colaboratory上でColabTurtleを使用できるようにしよう
!pip3 install ColabTurtle
from ColabTurtle.Turtle import *
↑このように表示されればOKです
②三角形を描いてみよう
initializeTurtle() # 描画エリアの初期化
forward(200) # 進む
left(120) # 左に回る
forward(200)
left(120)
forward(200)
left(120)
initializeTurtle() は最初に入れてください。
「200歩進んで、左に120度回る」を3回行っているので、三角形を描くことができます。
③繰り返し文を使い、同じことを複数回書かないようにしよう
三角形を描くことはできましたが、同じ文が何度も書かれています。
繰り返し文を使い、もっとコードを短くしてみよう。
for i in range(3): # 3回繰り返す
forward(200)
left(120)
for文を使うと、処理を反復することができます。
for i in range(3): の「i」って何ですか?という質問をよくもらいますが、これは変数です。
i という変数に0,1,2という数値が順番に入ります。
a や b という別の変数名でも構いませんが、習慣で i と書く人が多いです。
④ユーザーに辺の長さを聞いて、その長さの三角形を描こう
今は辺の長さが200で固定していますが、ユーザーに質問し、その長さの三角形を描いてみよう。
length = int(input("辺の長さ:"))
for i in range(3):
forward(length)
left(120)
input(“質問文”) でユーザーが入力できる状態になります。
ユーザーが何か入力すると、lengthという変数にその値が入ります。
そのlength分、カメを前に進ませて、三角形を描くという構造です。
int()は何かというと、整数型に変換させる関数です。
int()を入れないと、lengthが文字列のままで、forward(length)でエラーが発生します。
forward(“200”) と forward(200) は意味が異なります。
⑤四角形や円など他の図形も書いてみよう
三角形はマスターできたので、他の図形にも挑戦してください。
四角形は意外と簡単です!